Dynaco MK3の改造(20)位相補正
2017-11-13


禺画像]
ジャンク箱をあさったら120pFが四個出てきた。耐圧は100V。早速NFB抵抗の10KΩにパラってみた。ところが出てきた音はあまり芳しくない。相変わらず高域に癖がある。

こうなると、オリジナル回路と異なるところに手を付けることになる。どこかと言えば、出力段KT88のスクリーン・グリッド(SG)から初段のカソードに100pF(オリジナルでは390pFとなっている)で帰還をかけるところ。これがどれくらい効くものなのか、いろいろ検索してみたけれど情報がない。渡辺直樹先生がMJ1997年7月号でDybnaco MK3を取り上げているのだが、なぜかこの部分については言及がない。

日曜日に注文していたマイカ・コンデンサが届いたので早速ハンダ付け作業に取り掛かった。10KHzの矩形波を入れたときの出力波形は次の通り。 禺画像] 気になっていたオーバーシュートはきれいになくなっている。

音を聴いてみた。驚いた。これが同じアンプかと思うほど音の姿かたちが違う。詳細はまたあとで。
[Audio]
[Schematics]
[Dynaco MK3]

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