Counterpoint SA-20モデファイ日記(9)
2014-08-11


禺画像]
SA-20はDALE NS-10を入れ以来エージングが続いている最中で、まだ音が落ち着いてはいない。しかし、このまま漫然と待つのはもったいなくなってきた。B電源の平滑チョークの出力側にWEST-CAP 0.68uF/400V(CP05A1)を入れて、NS-10と一緒にエージングすることにした。

このコンデンサは、すでにラインアンプのB電源に入れてある。そのときは、他の箇所も一緒に変更を加えてしまったので、正しく評価できなかった。さて今回はどうなったか。

SA-20の電源を入れると赤ランプが点灯する。それからおよそ3分間、ヒーターの暖機運転が終わると緑ランプに切り替わる。SA-20が本来の性能を発揮し始めるのはそれからおよそ30分後あたりからだ。だから緑ランプに切り替わった直後は、まだ寝起きの音である。しかしそれでも、出てきた音を聞いた瞬間にWEAT-CAPの効果が確認できた。

音数が実に多い。これが最初に思いついた言葉。そして人の声を聞くと、すぐそこで歌っているかのような実在感が増している。高い方にも低い方にも、音が気持よくのびていくのもわかる。

たった一本のコンデンサで、しかしも平滑回路に並列に入れただけなのにこんなに違うのか、とあらためて電源の大切さを思い知らされた。
[Audio]
[Counterpoint SA-20]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット