空芯コイルの巻き直し
2022-03-21


前回、初めて空芯コイルの手巻きに挑戦したが、コイルボビンの形状がよくなかったため、ガラ巻きになり散々な姿になってしまった。生来の不器用なので、自分では巻けないものとあきらめ、そうそうにJantzenから100mH空芯コイルを買い求め、現在GaN SEアンプで活躍中である。

さて、いったんは敗退したコイル巻き、このまま捨て置くのはもったいない。再挑戦することにした。コイルボビンはやはり既成品が安心だ。ちょうどよい形があったのでAliから購入。

きちんと巻くのに巻線機の剛性が大切であることは、前回の失敗から学んだ。そこで写真のようなジグを作った。電動ドリルですいすいと巻くというのが当初のもくろみだった。しかし、やってみるととても自動で巻き取るどころではない。きれいに巻くには手で少しずつ回すしかないと気づいた。 禺画像] 忍耐すること半日。やっと巻き上げた姿がこれ。指先が痛い。とにかく、これでもかというくらいに銅線を密に巻き付けることと、巻いてからはこれもしつこいほど、隣の銅線と密着するように押しつけるのがコツである。ちょっとでも油断すると、上の層を巻いているうちに隙間ができてどうしようもなくなる。そういうときはあきらめて、巻き直すしかない。 禺画像] このあと、二液混合型の接着剤で固めて完成。
インダクタンスを測定すると、40mH。DCR=7Ω。ガラ巻きでも整列巻きでもあまり変化はなかったことには、ちょっと驚いた。
[Audio]

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