Laptech水晶発振器+オーブン 波形観測
2019-12-24


昔、生涯アナログいのちと誓っていた私だったが、もろもろの事情によってデジタルに宗旨替えしたのがおよそ20年前である。

そのときPaul Winserが書いたCD Jitterを読んだことがきっかけで、発振器とDACの関係について考えるようになった。ただ低位相雑音の発振器は専門メーカーの独壇場であって、個人で優れた発振器を作ることなど夢にも考えたことはなく、前掲書の記事をまねしてECLを使った発振器を作ったのが唯一である。ただ、そのときはまともなオシロスコープも持っていなかったせいもあり、そこで終わってしまった。
終わってしまったのにはもう一つ理由があって、発振器は高周波屋さんの世界で、「アマチュアオーディオをやってきました」というような技術レベルではまったく太刀打ちできず、どうしても腰が引けてしまうのである。

しかしアンプやDACだけいじっていても限界があって、結局は発振器に手をつけない限り、これ以上の改善は望めないと言うことも否定できなくなってきていた。こうなると、老体にむち打ちながら慣れない世界に足を踏み入れるて恥をさらすしかなくなる。

DDCはI2SoverUSBの初期バージョンを使っている。このDDCは私の理想としている機能をすべて実現しており、USBとDACをグランドから完全に分離していること、リクロックをかけて外部に信号を出していること、そして外部クロック入力端子があることである。ちなみに、最新バージョンはもっと進化しているらしいので、いつか入れ替えたいと思っている。

前回は水晶発振器本体の出力部での波形を観測したが、これでは実際どう伝わっているのかわからない。そこでDDC外部入力端子での波形を観測した。 禺画像] I氏からもご指摘があったように、やはりリンギングが残っていて決して理想状態ではない。

ライズタイムは、オシロスコープの計測によれば1.4nSecと出ているがどこまで正確なのかは判断しかねる。
[Audio]
[Laptech OSC]

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