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使っているフェーダーはEckmillerのMR90である。
巷間言われているように、ボリューム、フェーダーは音に多大な影響を与える。そのため、音量調整機構を確保するためにアンプを作っていると思うこともある。
あるとき、DACのI/V変換部分にロータリースイッチを入れ、抵抗切り換え式も試したことがある。音は良かったのだが、使い勝手が悪い。フェーダー操作の感触が悪いと、意外なことに大きなストレスになることにそのとき気がついた。
数年前にこのフェーダーに出会ったときは驚いた。フェーダーを通しただけで音が良くなるはずはないのだが、そのように感じさせる。何よりもフェーダーノブの操作感がすばらしい。さすがにプロ機だけあって信頼性抜群である。
ひとつだけ困ったのは、このフェーダーを収納するボックスがなかったこと。一時的にというころでレンガブロックの上に横木を渡してちょこんと置いたまま使っていた。ネジ止めもしていないので、ちょっと力を入れると形が崩れるという代物。いつかはきちんとしたボックスを作りたいと思っていた。
けれども、木工細工は大の苦手ときている。毎日手に触れるものだから美しいものを用意したい。本職の方にお願いするしかない。
そんなとき、ひょんなことからある家具職人さんに出会った。先日、食卓椅子の布を張り替えてもらったついでに話をしたら、やってくれるとのこと。設計はこちらがするという条件でお願いすることにした。
かんたんな構造なので、チラシの裏に手書き図面でもできてしまうのだが、それでは面白くない。SketchUpで書いてみた。
参考にしたのは、 レイオーディオのMSA202。以前、MJ誌93年12月号に紹介記事が載ってあるのを見て、それ以来いつか自分もという思いがあった。
コネクターの位置はもう少し動かす可能性がある。
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