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本家WE300Bペアの取引価格は、市井人の趣味の範囲を大きく逸脱し、有名絵画か宝石のような扱いで、もはや凡人の手の届くところにはない。
松並先生であったと思うが、「WE300Bを超える真空管は今後絶対に出ることはないだろう」とおっしゃっていた。
まことに残念としか言いようがない。しかしここであきらめていたら前に進まない。たとえ超えられないとしても、近づく努力を怠る理由は存在しない。
そこで頭を悩ますのが300Bの選定である。諸先輩方もさまざまなメーカーを試され、「名前は300Bでも、中身が全く違うものもある」と嘆くありさまであるから、なおさら初心者にはわかりにくい。
ただひとつわかるのは価格である。予算が限られているので選択肢はおのずと狭まる。そう考えると、候補に挙がるのはあれとこれとあれくらいである。その中から最終的に選んだのが、Gold Lion PX300Bである。ちまたの評価が高かったのが決め手となった。
あとはどこから購入するかが問題。Amazonでも扱っているくらいなので日本国内でも入手可能。しかし、調べてみると香港のお店がもっとも安かったのでさきほど注文した。
ただ一つ残念なのはデザイン。白と赤はどうもいけない。色調をもっと整えていただきたかった。
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