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そして最もWE91B型アンプ研究に関してバイブル的な存在(ちょっと大げさかもしれないが)と思えるのがこれ。おそらく91Bアンプファンを自称する者の多くは、この本を手にしたのではないだろうか。
私は最近になってこの本の存在を知り、古書店から取り寄せて読んでみた。アマチュアではとてもできないような数々の実験を惜しげもなく披露し、その情報量たるや本の値段をはるかに上回ると思う。
その中でとくに参考になったポイント。
1)フィラメント専用トランスを設ける。
ネットを検索しても、これを実施ている方がチラホラおられるようだ。
この記事を読むまでは、パワートランスの容量が不足して別トランスにしたのだろうと思っていが、とんでもない勘違いをするところだった。
2)フィラメントとの定電流点火+ヒーターチョークの追加。
これはたまたまラインアンプで同じことをしていたので、大いに納得。
3)電源チョークトランスを50Hにする。
他の作例では見たことがないので新鮮な発見だった。これを読んだだけ、この本を買ってよかったと心から思えた。
記事全体は、新氏を始め、実験に参加された方々がWE91Bアンプの前で頭を垂れながら謙遜に学ぶ姿勢が感じられ、実に印象深い。
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