ロシア製水晶発振器(2)
2016-04-25


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この水晶発振器の型番は、ロシア語でГК154-П-Тと呼ぶ。英語表記に直せば(多分)GK154-P-T。すでにロシアのノボシルビスクから送られてきたものを入手していた。周波数は、45.1584MHz。

 いきなりシステムに投入せずに、まずはInfineonのSiC CBDの評価をじっくりおこなうつもりでいた。その間、別電源をあつらえてのんびりエージングしていればよい。

 ところが、意外に早くInfineonの評価の見通しが見えてきたので、急遽予定を変更して本日DACに入れ込んだ。

 従来の発振器は、いまやポピュラーとなったNDKのNZ2520SD(45.158MHzおよび49.152MHz)。これらを削除。DACはどうせ44.1KHzしか使わないので、49.152MHzは不要。

 写真のように、45.1584MHz一個だけでも大きなスペースを占領する。両脇に立ててあるソケットにDDCであるI2SoverUSB基板を挿すので、発振器はマザーボードとDDC基板の間の空間に位置することになる。

 で、音を出してみた。電源オン直後はひどかった。高い方に極端に偏った音。そのまま数時間放置。最初の印象は、かまぼこ型の音。そのまま、また数時間放置。今度は、従来のNDKに比べて重心が低く、ブルブルというような低音の音階が聞こえる。それに躍動感がみなぎっている。音が前に出てくる。それなのに全体に余裕がある感じがするのはなぜだろう。

 これもエージンが完了するまでは少なくとも500時間は要するだろう。また様子が見えてきたら報告予定。
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