接地工事その3 またまた敗退
2015-08-17


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おそらく大ハンマーなど、今後使うことはないはず。なので新品を求めるのは気が進まない。近くのリサイクルショップなどを覗いてみたが、なかなか見つからない。ご近所の「ご意見番」で、ボイラー工事会社を経営されているSさんにも尋ねてみたが、やはりないとおっしゃる。しかたなく通販で購入。昨夜届いた。

 自転車で朝里峠を回ってきてお昼を食べてからおもむろに接地工事の続きに着手。

 前回は、電動ハンマーで2本と3本目の40cmまで打ち込んだところで終わっていた。残りの110cmを大ハンマーで打ち込むのが今日の目標。

 地上に突き出したアース棒がふらふらしないよう妻にショベルの柄でおさえてもらい、ハンマーを振り下ろす。学生時代に測量会社でアルバイトしたことがあるが、あの時以来である。下半身は自転車で鍛えているので自信があっても、上半身はがりがりで筋肉などない。4.5Kgのハンマーをアース棒の突端に正確に打ちおろすのは至難の技である。何度も空振りしたり、かすったりで大変である。

 さて、結果はどうであったか。なんどハンマーを打ち込んでもまったく入っていかない。汗は噴き出すし、腕は痛くなるし、頭は朦朧となってくる。そのうちに写真の左にあるように上端の銅管部分が折れて取れてしまった。それでも続けて打ち込む。

 30分ほど経った頃だろうか、急にアース棒が地中に入るではないか。うれしくなって地表面まで打ち込み、接地抵抗を測定した。
 なんと70Ω。ええ、どうして?地中で何かが起きたようだ。

 せっかく打ち込んだアース棒を引き抜く。すると写真右のような具合になっている。これを見た時すべてを了解した。3本目の下端が2本目の上端にある銅管部分を突き破ったのだ。なので2本目と3本目との連結が外れてしまい、接地抵抗は1本打ち込んだ値となった。

 ご近所のSさんはじめ、何人かの方から「大ハンマーで打ったらアース棒が曲がってしまいますよ」と親切な忠告を受けていた。曲がりはしなかったが、無理やり打ち込むと悲惨な結果になることはわかった。やはり忠告には素直に従うべきである。

 こうしてみると、我が家の庭の特性がじょじょにあきらかになってくる。150cmのアース棒が最大2本しか入らない。そういう場所である。その下は、Sさんがおっしゃるように岩盤なのかもしれない。

 そうすると、目標の接地抵抗10Ω以下を実現するためには、2本打ちを3箇所以上に設けて、それを連結するしかなさそうということになる。

 いやはや、まさかこんなふうに展開するとは予想もしていなかった。
 この項続く。
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