Reflektor +1.3V
2013-06-03


禺画像]
ES9018のディジタル+1.2Vはおよそ110mA消費する。当初動けば良いことを最低限の目標にしていたので、定電流値設定の抵抗は手持ちの中からあまり深く考えずに決めた。以来そのままにしてあった。Y.Oさんから指摘を受けて本当に問題がないか急に不安になり、まずシミュレーションで確認してみた。

 用いたシミュレーターはTINA。これまでLT Spiceばかり使ってきたので最初勝手が違いすぎて戸惑った。しかし慣れるとこれがすこぶるおもしろい。バーチャル〓オシロやバーチャル〓マルチメーターがあって、リアルタイムで波形を観測できる。

 シミュレーションの結果やはりデジタル+1.2Vでは電流設定値が理想的ではなかった。動作はしているけれど余裕がないという印象。これまで160mA程度の設定だったものを約280mAに増やすことにした。

 問題は、ダイオード接続している2N4401の消費電力が最大定格を超えないか。実測すると素子表面温度は約70℃。計算上では規格内にはあるけれど、あまり余裕はない。今後の課題とする。

 さて、音を出してみると大きな変化があった。重心が低くなり、全体に深々とした音になった。これまでVARのエージング不足と思っていた部分が改善された。

 Y〓Oさんのご指摘がなかったなら、気がつかないままでいたかもしれない。感謝。
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