金田式DAC MJ2012年6月号
2012-05-22


金田氏が電流出力タイプのDACを発表された。回路図を見るとベース接地トラでDACの信号を受けるところや、カレントミラーで電流合成をするところあたりまでは予想の範囲内だった。しかし音量コントロール方式については、まったく思いつかなかった方法なので驚いた。
 
 K式アンプについては、さんざん振り回されてきた反動もあって、私のうちでは一定の距離を置くことにしている。とは言え、完全に無視もできない。

 今後の展開は、DACとパワーアンプの直結であることは自明で、そのパワーアンプは負帰還アンプの反転入力タイプというところは従来通りだろう。

 でももっとシンプルな方式があるのではないか。
 DACの電流信号で直接パワーアンプの終段を駆動する方式が可能なことは、以前I/VCを考えていた時に思いついていた。

 この方式だと、DACからスピーカーまで最小で2個の能動素子しか通過しない。誰もやらないのなら、いつかプロトタイプを作ってみたいものだと考えている。
[Audio]

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