小林峠の激坂で抜かれるの巻 orz
2010-08-04


一日休養して、今日は川沿側から小林峠を登ることにした。ホイールはBORA ONE。天気予報では晴れとのことだったが、ぽつりぽつりと雨が降るような不安定な天気となった。長距離を走った後は、心肺機能が高まっているから上り坂も楽に登れるはずだ。今日は久しぶりにタイムを測定してみることにした。スタートは北ノ沢小学校の手前にある信号のある交差点。ゴールは峠の頂上にある小林峠の石碑。

 スタートからは緩やかな上りが続き、徐々に斜度がきつくなっていく。最も斜度がきついところでは10%程度。ここは無理をせずにリア23Tで回していこうという作戦だった。が、ここで予想外のことが起きた。こちらは息をスーハーしながら必死に漕いでいるのに、いきなり後ろから追い越していくローディ!先方は全然息が上がっておらず、実にスムースなペダリングでスッと越していった。あっという間に50mの差をつけられた。
 このアタックに思わず私も反応して、速度をアップ。何とか追いつこうと追撃するも、差が縮まらない。むしろ徐々に差が開いていくのは明らか。こちらは心拍数が急上昇。途中でちょっとでも休んだら追いつくことはできない。こうやって頂上まで頑張ったけれど、先ほどのローディーは姿も形もない。おそらく50Km/h以上の速度で下っていったはずだ。

 こんなハプニングがあった小林峠TTの結果は、11分36秒。これまでの自己ベストは2009年9月4日に出した11分ちょうどだ(追い風参考タイム)。ローディを追いかけたので、かなり速かったと思ったけれど、意外に平凡なタイムだった。でももし11分で登れる足があるなら、あのローディに追いつくことは夢ではなかったかもしれない。

 お相手の年齢はちらっと見た限り30歳代くらいだったろうか。52歳の私が追い抜かれて当たり前だ。むしろ、このくらいの差で済んだことを喜ぶべきだろう。でも、なんとか追いつきたいというのが本音でもある。
 BORA ONEを買う前に、冗談半分で言っていたことが現実になってしまった。「BORA ONEを履いて後ろから抜かれたら恥ずかしい。」まさにそのとおり。この三年間、小林峠で抜かれたのは初めて。たまたま私の走る時間に強豪がいなかっただけのことだから、井の中の蛙そのものである。


 今年のツールドフランスでは、アンディとコンタドールの歴史的な名勝負が目に焼き付いている。超級の山岳コースですさまじいアタック合戦を演じていた。
 小林峠で追走しながらあの場面を思い出していた。

 自宅に帰って平均速度を確認すると28.3Km/h。連続して信号に捕まる前、円山公園付近までの平均速度は28.7Km/hだった。これまでの最高記録となった。さすがBORA ONEである。青信号に変わった瞬間ダッシュすると、気持ちがよいくらいに反応してくれる。
[Roadbike]

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